【夢の続きが始まりました】石川善一

2000年、歌手デビューが決まった直後まさかのレコード会社倒産。 挫折から22年の時を経て 夢の続きが始まった。 元、学童保育指導員シンガソングライター。 ノンフィクション自伝小説

「 夢の続きが始まりました【第三十一章 (子供) 】」

2022/11/13
石川善一52才です。
 
バンド【O/D'S】(オーディーズ) ⇒ 【第三十章】参照。


リーダーの落合さんは新潟の人。
転勤で神奈川に来ていた。
落合さんには神奈川に親戚が居て、その中に恵子ちゃんがいた。
幼稚園くらいだった。
 
バンドメンバーも含めてバーベキューをした時、
大人達は会話に夢中だった。
 
恵子ちゃんは河原の石を並べながら一人遊び。
左手にトウモロコシを持った後ろ姿が寂しそうに見えた。
 
「何してるの?」…
恵子ちゃんは嬉しそうに
「綺麗な石を好きな順番にならべてんの (^o^) 」

「凄いね。いい石見つけたね。」
「濡らすともっと綺麗だけど一人で川に行っちゃダメってママが…」
一緒に水辺に行ってあげました(笑)
足首まで川につかり、はしゃぎながら石を濡らすとニコニコ。
 
当時私は19才か20才。
「お兄ちゃん…ほらね綺麗になったでしょ。どれがいい?」
恵子ちゃんは、せっかく集めたお気に入りの石を私にくれました。


「おーい石川ー、スペアリブ焼けたぞー」と落合さん。
すると恵子ちゃんは
「食べてきていいよ石川君 (^o^) 」…。
お兄ちゃんから石川君に呼び方が変わりました(笑)
 
恵子ちゃんはいらないらしい。
左手に持ったまま食べきれないトウモロコシが満腹を物語っていた。
私も左手にスペアリブを持ったまま、
もっと綺麗な石を探して遊んだ。
 
こんなに小っちゃいのに空気を読んで大人の邪魔をせず、
わがままも言わない恵子ちゃんは可愛かった。 

この時に自分は子供好きなんだな…と思ったが、
その1~2年後に自分が学童保育の先生になるなんて思ってもみなかった。
そして同じ時期、
落合さんが新潟の本社に戻りバンドが解散してしまう事も思ってなかった。


学童保育は1991年10月に入社した。
そして学童保育の校歌を作った。
YouTubeに配信していないその校歌は、
学童時代のエピソードと共に自分のFacebookだけにアップした。



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