【夢の続きが始まりました】石川善一

2000年、歌手デビューが決まった直後まさかのレコード会社倒産。 挫折から22年の時を経て 夢の続きが始まった。 元、学童保育指導員シンガソングライター。 ノンフィクション自伝小説

石川善一:その後トピックス3 (愛着)

2023/7/8
石川善一52才です。


先日17年ぶりに車を買いました\(^O^)/
借金が嫌いな私は一括払い。
買ったのは軽自動車です (^o^)
今は軽自動車でも高いですね (>_<)
老後を気にする52才の派遣社員にとっては大きすぎる買い物です。
ですが決断したからにはワクワクワク\(^O^)/


…誰かが言っていたのですが…
老後を気にしすぎて何でもかんでも我慢しているのは
既に老後の暮らしをしているのと同じなんだ…と。
 
なるほどね…。


でもナビは付けずにスマホで我慢。
その代わり、ステッカーのオプションを付けて若作り (#^_^#)
おそらく人生最後の車になると思ったので新車です。
………………………… 
今の車は【三菱アイ】
新車の納車まであとしばらく頼むね。

この車は私が派遣社員になってから買った車です。
17年も私に尽くしてくれました。
新車ワクワクの前に、今の車【アイ】への感謝を忘れません。
色んな所に私を連れて行ってくれました。
 
歌うことを忘れていた私は
【夢の続きが始まりました】を書き始めると同時に再び歌い、
車【アイ】は大音響で歌の練習に付き合ってくれました。
 
窓の開閉はきしむ音がします。
私の歌声も劣化していました。
お互い歳をとったね…。
…………………………
ここ数年は車【アイ】の調子が悪かった (>_<)
大事に乗っているのに経年劣化は避けられない。
テールランプが切れて交換。
わずかにオイル漏れ…修理したね。
もう1回だけ車検を通してあと2年乗ろうと思っていた。
…………………………
1ヶ月ほど前の6月初旬、
久しぶりにクーラーを付けると、
車【アイ】はブルブルと震えだした。
 
どうしたの…?
 
信号が青になり走り始めると震えはなくなるが、止まると震える。
急に負荷をかけちゃって体がもたないの?
昔マニュアル車を乗っていた時に経験したエンストする前のような震え。
私は信号待ちの度にクーラーを切った。
 
17年か…無理させて…ごめんね。
…………………………
私は次の車の購入を決断した。
車【アイ】を嫌いになったわけではない。
最高の相棒だけど…
壊れる前に…動くうちに…お別れしようね。
 
下取り価格はわずか2万円。
そんなはずはない。
私にとっては、かけがえのない相棒なのだ。
…………………………
あとしばらく私のオリジナル曲を一緒に歌おうね。
私は派遣社員。
高級車は買えない。
でも17年前のあの時、仕方なく君(車【アイ】)を選んだのではない。
君が良かったんだ。
本当だよ。
出会ってくれてありがとうって思ったんだ。
だから…ずっと忘れないよ。
…………………………
君は惨事になる前に震えて私に知らせたんだね。
「安全に走る次の相棒を探しなよ」…って。
引き継ぎ…?…いや違う。
私は君の生まれ変わりと出会うんだ。
きっと…そうだよね。
…………………………
そうだ…皆に君の勇姿を見てもらおう。
色んな角度から、カッコいい自慢の相棒を見てもらおう。


今では小さな傷もホイールのサビさえも愛おしい。


ピカピカに洗車した。
「さよなら…ありがとう…大好きだよ」
たくさん写真を撮った。
泣いた。
 

●【石川善一 Original Song ベスト】はこちら↓



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