【夢の続きが始まりました】石川善一

2000年、歌手デビューが決まった直後まさかのレコード会社倒産。 挫折から22年の時を経て 夢の続きが始まった。 元、学童保育指導員シンガソングライター。 ノンフィクション自伝小説

「 夢の続きが始まりました【第八十二章 (生徒) 】」

2023/5/1
石川善一52才です。


若い頃、学童保育の先生でした。
私の夢は歌手でしたが子供達との日々は楽しく、
夢と現実の狭間で揺れていました。
8年後デビューが決まり、
頑張ると約束したのに…レコード会社が倒産。
あれから22年。
封印していた歌の配信を始めました。
大人になったかつての生徒に届きますように。

女の子がお絵かきしていました。
「上手だね (^o^) 」
「イッシーも一緒に描こう (^o^) 」
私はいつもお決まりの
カエルさん、わんちゃん、男の子&女の子のイラストを描きます。
 
気付くと、テーブルにはお絵かきする子が10人に増えていました。
最初の子がおもむろに【イッシーへ♥】と書き足し、
「イッシーにあげる~ (^o^)♥」
「ありがと~、じゃ、イッシーの絵もあげる~ (^o^) 」
 
他の9人もおもむろに【イッシーへ♥】…
私はまた描きます(笑)…次の子にも描きます。
次の子にも…次の子にも描きます(笑)
 
あれッ…帰る時間だ~ (>_<)
「え~まだもらってないよ~ (>_<) 」
「明日あげるからね (^o^) 」


…私は家に帰って残りの子の分を描いてました(笑)
プライベートでも学童保育の先生してましたが、
ぜんぜん苦じゃなかったです。

私は貰った絵の裏に、
その子の名前と学年と日付けを書いてファイルしていました。
今も家にあります。

近くの山にお花見です

ドッジボールが得意な私は男の子の中では先生というより
リーダーみたいな雰囲気です。

高学年は生徒と言うより妹です (^o^)

甘えん坊もいっぱい (^o^)

「イッシー、へん顔して~」

夏休みには宿題を見ました。

ご飯も一緒に食べます (^o^)

毎年恒例キャンプです。
川遊びは楽しみながら監視します。
膝より深い所には行かせません。
親元離れてお泊まりだけど
友達も先生もいるから寂しくな~い (^o^)

みんな可愛い生徒です。
みんな弟、妹です。
みんな私の子供です。
みんな私の友達です (^o^)

全員が私の歌を聴いています。
学童保育の校歌を作って、全員が歌えました♪
忘年会ではライブをしました。
その年に作った新曲と、アレンジした童謡、学童保育校歌の3曲です。
 
「イッシーは歌手になるんだよね~ (^o^) 」
 
…もしデビューしたら…
「僕の先生だったんだよ~」と自慢させてやりたかった私。
………………………………
2000年…歌手デビュー決定からの挫折…。
約束を守れなくてごめんね。
23年も経ってしまったね。
君たちはもう30~40歳代になっているんだね。
もう1度聴いてくれないかイッシーの歌を。
見つけてくれないかイッシーを。
皆の事、忘れてないよ。
「夢の続きが始まりました」が…オリジナル曲が…
かつての生徒に届きますように。



 


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